日々の生活と病

病気や病院に関する話を日記形式で綴ります

夜間熱中症で搬送された時の話

夏に熱中症を発症し、救急車で病院に行った事がありました。
ある夜中行きつけの病院に救急車で駆けつけたところ、見た事のある医師ではあったのですが、会話も交わしたことがない医師が当直医でした。救急隊員が案内してくれた看護師とその医師に私の症状を伝えてくれている間、少しもうろうとしながら、点滴を打ってもらっていました。静寂の中、点滴がひと粒ひと粒体内に入っていく事で、早く楽になりたいと思っていました。
当直医が、診断書を書きながら、私の主治医は明日の朝にくるから、引き継ぎの形をとってくれるとのことで説明をしてくれました。
主治医ではないのに、以前の私の診断書の中身を良く見てくれたようで、過去の症状も把握して下さり、その時の状態も含めて追加に診断書に書き留めてくれていたようでした。
少し寝て朝を迎えたようで、意識がハッキリしてきたところ、当直医と担当医が引き継ぐ話をしている風景が目に入りました。
当直医と主治医は、大学の同期だったようで話もスムーズに伝達し合い、患者の私のこともいたわってくれ、お互いがお互いを尊敬し合っている風に感じ取れました。
点滴を最後まで打ち終わり、その日は入院にならなくて済みました。それから数日経って、主治医が内科外来にいるときに足を運びました。
「救急で運ばれてきた時は辛かったね」と声をかけてくれたあと、もう一度自らの口でその時と今の症状を伝えようとしたのですが、辛い心の内まで伝えてくれていて、診断書という紙の中だけじゃ伝わらない部分も手を抜かず引き継いでくれて、医師から医師への「意思疎通」曰く「医師疎通」にとても感激しました。診断書を書かれるときは自分がどんな病状かドキドキしてしまいますが、診断書を通して医者の優しさ感じるという貴重な経験ができました。
以上、熱中症について書かれたこちらのサイトを見ていて思い出した夏の思い出です。